ここはカリフォルニア州ロサンゼルスにある貯水池で、水道局の関係者が300万個のブラック・ボールを注ぎ入れているところだそうです。
水中にある臭化物や塩素が日光に当たると、発がん物質である臭素酸塩が生成されることが判明し、新しくカバーのかかった貯水池の建設が必要になりました。
しかしながら新しい貯水池が完成するまでには5年ほどかかるため、その間、現存の貯水池に日光が当たらない応急措置が必要となりました。
当初考えられたのは防水シートか金属性のカバーでしたが、費用がかかりすぎる、あるいは見た目が悪すぎるなどの理由でそれらの手段は見送られ、この一見して風変わりな方法が選ばれたのです。
これらはバード・ボールと呼ばれる、鳥が止まらないようにする球状のもので、毒性もなく、1つあたり34セント(約26円)と低価格なことが採用された理由です。
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