2009年10月27日火曜日

エサもお散歩も不要!な犬「Sniff」

20091018sniff_sm.jpgソフトバンクモバイルの屋外広告?かと思いきや、NYに設置された純粋なパブリック・アートのプロジェクトらしいです。液晶よりも安いとはいえ、この手のフィルムはまだまだ意外と値がはるもの。東京でもビジネスモデルとして成立してくれて、面白いインタラクティブ広告が「継続的に」みられるような街になるといいですね。


2009年10月24日土曜日

あの手この手、デジタルサイネージをつかったゲリラ広告

hand_from_above01.jpg

これの良さは動画でないとわからないので、ぜひクリックしてみてください(音声も面白いです)。名前はHand From Aboveというらしい。


歩く人に吹き出しが付く、フキダシステム。つくっているのは移動体付随情報表示装置株式会社



うまく使えば面白そう?真昼間の屋外でもとっても明るい3Mのプロジェクションフィルム「Vikuiti」。



(via designworks)

2009年10月23日金曜日

落書きから、それっぽい写真を自動で合成するサービス

500x_barf2

まだまだデモレベルみたいだけれど。いずれはこういう機能がGoogle画像検索なんかで使えるようになったりして。仕組みは以下の通り。
  1. こんな写真が欲しいなぁ、というイメージを落書きします。オブジェクトの形と名前を適当に。
  2. オブジェクトの形と名前からイメージを自動検索、その中から好きなものを選択。
  3. そうしたオブジェクトを組み合わせたときに違和感がないように色調などを調整。
  4. 最終的にパス抜き、合成してできあがり。
こうした技術の進化はだいたい著作財産権や著作人格権と結び付けられるけれども、今回の場合はそもそも「クリエイティビティとは何か」という根本的な問題を問いかけているような気がする。

2009年10月20日火曜日

ロシアの最新Webデザイン

ロシアのWebデザイン産業は10年ほど前に立ち上がったらしい。以下は主要な制作会社の作品を並べたもの。詳しくは、こちらの特集を参照。
いずれ日本企業も、インドやらロシアの制作会社にWebデザインを発注するのがあたりまえになるかもしれませんね。

















2009年10月19日月曜日

デザイナーがエンジニアリングを語るな!

ジェームス・ダイソン国際デザインアワードの結果が発表されているみたいだけど、これはもう、「お笑い」としか言いようが無い。


キッ チンで使う消火器で、普段は蛇口として使えながら、火災時には水が噴射されるのだとか。Royal College of Artのプロジェクトでつくられた作品らしい。最近のRCAはこうしたインタラクション系の提案が得意らしいけれども、物事をクロスオーバーさせるとき は、相手の領域のことを良く調べた方が良いと思う。デザイナーごときが、エンジニアリングについて語るな!(これは逆もいえる。エンジニアごときが、デザインを領海侵犯してはならない)

領海侵犯のデザイン
先の消火器は、エンジニアリング的に明らかな欠点がある点で、領海侵犯のデザインだといえる。

  • キッチンの火を消すときは、絶対に水をかけてはならない(キッチンでよく起きるB火災、すなわち油などの可燃性液体による火災において、そのまま水道水をかけると被害が拡大してしまう)
  • 自動消火器は、一般的に火点真上に設置しなくてはならない。ましてや遠い場所にあるシンクから霧を吹いた程度では、何の効果も期待できない。
  • 火災と停電は同じタイミングで起きる(例:ブレーカーがキッチンにあった場合)。よって消火器の起動を家庭用電源だけに頼ってはいけない。
  • 火災と断水も同じタイミングで起きることがある(例:地震火災や、電動の水道ポンプを使っている家庭)。よって、水力に頼らないことが望ましい。
これは、自動消火器に関わるエンジニアが何年もかけて蓄積した知見であり、実際の悲しい事故事例から学んだ生きた知識だ。 もちろん、デザインとエンジニアリングを「融合」することは素晴らしいと思う。でも、単なるデザイナーの「思いつき」だけでは、エンジニアにとって大きな 反感を買うことになる。綿密な外交手段無しに、領域間のクロスオーバーというのはあり得ない。もちろん、これは自分への戒めでもあります。。。

2009年10月13日火曜日

TAKEOパッケージ展の第5回は、「お金のデザイン」。本日開催

SELF MONE\ DESIGN

見本帖本店でのTAKEO PACKAGE展(第五回)。今回は「お金のデザイン」がテーマだとか。本日から開催。詳細はこちら

  • 第五回タケオ・パッケージ展「SELF MONEY / セルフ・マネー」
  • 会期:2009年10月13日(火)~ 11月13日(金)

 お金のデザインといえば、26歳の新鋭グラフィックデザイナー、マシュー・デント氏のデザインによるイギリス・ポンドのコインが一時話題になりましたね。6種類のコインを並べると、盾が浮かび上がってくるというもの。
 デント氏によると、「6つの硬貨でジグソーパズルができればいいな、と思いついた。デザインには鳥・植物・建物などいろいろ考えたが、王室紋章の盾がぴったりだった。教室やバーなどさまざまな場面で、みんながこのジグソーパズルを楽しんでくれると思 う」(王立造幣局公式サイトより)。
 お金というのはそれ自体には価値が無く、単なるシンボルにすぎない。デント氏のデザインの凄いところは、そんな無味乾燥なお金を「コミュニケーションをつくりだすきっかけ」に変質させたことなんでしょうね。

Designs Revealed

2009年10月12日月曜日

2009年10月8日木曜日

未来のケータイは、ツヤツヤ系とパキパキ系!?

先日、「おすそわケータイ」で受賞させていただいたFUJITSUモバイルフォンデザインアワード2009。せっかくなので、他の入賞者の方の作品も紹介したいと思う。

ツヤツヤ系

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6fl.jpg

田渕 寛之さんの 「chamelephone」は、携帯を置いたところの表面のテクスチャーを取り込み、携帯自体の壁紙にすることができる、というもの。使う時間よりも置く時間の方が長いケータイのインタラクションに着目しつつ、とても美しいレンダリングが目を惹きつけられました。聞けばまだ学生さんとのこと、就職は引く手数多!?

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6il.jpg

韓国からいらしたKwak yeonさんの「アメーバフォーン」は、墨のような液体が封じ込められた化粧品コンパクトのような造形。普段は花器のような透明感のある佇まいで、指を触れると墨が広がってインタフェース部が現れる、というもの。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6bl.jpg

工業デザイナーYANさんの「soap」は、富士通ケータイの特徴である防水機能をうまく生かした作品。つるつるとした表面形状とあいまって、常にサーフェイスを清潔に保つことが出来る。

パキパキ系

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6cl.jpg

イギリスで建築の仕事をされているというHanna Sahlenさん、Sachiko Munakataさんによる「FOLD-A-PHONE」という作品は、どこか日本的な香りのする元気プロダクト。これは、ミウラ折りだろうか?

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6al.jpg

Jin-gwon GOさんの「Gesture」は、カメラを持つ動作(ジェスチャー)をすると、カメラ機能が起動するというもの。カッチリとしたスライド機構がわかりやすい。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6dl.jpg

田中 泉さんのAdjustickは、鋭利なスティックの中にプロジェクターが納められており、キーボードからディスプレイまで全てが映し出されるというもの。セルオン社製のバーチャルキーボードや、今流行のモバイルプロジェクター、それと燃料電池あたりを組み合わせれば、3年後くらいに実用化できそうな雰囲気だ。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6gl.jpg

工業デザイナーの伊藤 裕二さんの作品「F-Circle」は、シャープな幾何形体が新しさを感じさせる。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2009/10/6hl.jpg

五十嵐 渉さんの「KA○RA(瓦)」は、オドロキのギミックが仕組まれている。聞けば機構設計がご専門とのこと、なるほどなるほど、これはプロの仕業ですな。

2009年10月6日火曜日

富士通モバイルフォンデザインアワード2009、受賞いたしました。





富士通さんと、富士通デザインさんの主催するFUJITSUモバイルフォンデザインアワードにおいて、このたび「おすそわケータイ」という作品で、

  • 審査員特別賞(水野学 / アートディレクター)

という賞をいただくことができました。プレスリリースはこちら。内容はご覧の通り、無接点電力搬送によって電池を「おすそわけ」できる、というもの。「電池切れが恋の始まり」なんて、素敵じゃありませんか?(笑)

さて、こちらの作品は富士通さんにモックアップまで制作いただき、現物は幕張メッセで10/10(土)まで開催中のCEATEC2009の富士通ブースでみることができます!足を運ばれる方はぜひ、富士通ブースにお立ち寄りください。

2009年10月5日月曜日

極悪非道インタフェースが生まれるワケ

極悪非道インタフェース。すなわち、電源や機械の主要な操作をソフトウェア制御に頼りきりにしたくなる気持ちは良くわかる。プロダクトデザイナーから見れば、プロダクトを「工学的呪縛から開放」することになるからだ。すなわち、これまではプロダクトに付けざるを得なかった様々なスイッチ類やつまみ類が、タッチパネルやらGUIの進化によって全て取り外すことで、プロダクトデザインをよりクリーンでシンプルなものに仕立て上げることができる。

しかし一方で、ソフトウェアの世界というのはハードウェア(例えば金型による大量複製、電子回路基盤、メカニカルな機構)と違って、「バグがあるのが当たり前」の世界である。ここに、プロダクトデザイナーと情報デザイナーの間での「大きな乖離」があるように思う。


バグなんて当たり前

ソフトウェアにはバグが付き物である。民生用に出荷されている電化製品で、バグが無いものなんて、消防機器、介護機器、警備機器などを除いては、ほぼ無いといって良い。例えばハードディスクドライブだって、たいがいのファームウェアにはバグをかかえているといわれている。自動車だってバイクだって液晶テレビだって携帯電話だって、みーんなバグだらけだ。

ソフトウェアにバグが多くあるというのには、3つの理由がある。

  • システム全体の複雑度が1人の人間が把握できる限界を超えており、不都合が創発(emergence)的に生まれる。
  • バグを全て取り払うのに莫大な時間がかかるため、コスト面からバグを含む状態で出荷せざるを得ない。
  • バグのある製品を出荷したとしても、大抵はソフトを書き換えることでバグをフィックスできる。(自動車、携帯電話、OSなどが、この方法でバグを修正している)
下のグラフは、ソフトウェア開発の現場において頻繁に話題に出される「バグ収束曲線」である。バグが時点28(開発開始から28日目、もしくは28週目)のあたりから変極点を迎えており、収束される傾向にあることがわかる。このように、ソフトウェアのバグ管理というのは、バグをゼロにすることではなく、統計的な指標によってある程度の幅にコントロールすることにある、といえるだろう。
 ソフトウェアというのは、スイッチや機構によるコントロールと比べて、はるかに脆弱で頼りにならないものなのだ。

http://www.ne.jp/asahi/jul/1632/Ochibo/BugGrowth/Image-1.gif