ちくま書房のWebページが、非常に良く出来ている。何が凄いって、トップページから新書の「背表紙」が一覧できるのだ。まるで本屋さんや、自分の書棚を眺めているかのようだ。
背表紙を表示することのメリットは3つある。
- 効率性:同じ面積内に、より多くの書籍情報を表示できる。すなわちWebブラウザーという限られたスペースの中で、より沢山の情報を提示できる。背表紙を使えば、表表紙の場合の7倍程度の本を陳列可能だ。
- 検索性:複数の本を定められたフォーマットで一覧できるため、目的の本、興味のある本を一目瞭然に探し当てることができる。
- 審美性:表表紙と違い、色使いやフォントがインデックス的に統一されており、装飾的なグラフィックが無い。従って意匠的に強い主張をすることがなく、画面にしっくりと馴染む事ができる。
ちなみに、自分の本棚風のガジェットをブログ上で公開するサービス「ブクログ」では、表表紙を圧縮して背表紙風に見せるという苦肉の策で対応しているようだ。