2008年8月22日金曜日

プロジェクターの正しい使い方~乙女風と旦那風

 今やホームシアターやビジネスプレゼンテーションだけでなく、演劇やメディアアートなどのシーンですっかり市民権を得てきたプロジェクター。いくつか先進的な使い方を集めてみました。

旦那風
 プロジェクターの「使い方」そのものを工夫して、新しい表現方法を試みたもの。あるいは既存の「使い方」のスケールを極端に拡大して、視覚的インパクトを狙ったもの。テクノロジーそのものにベクトルが向いている、旦那(男性)風な使い方。



薄膜の上にプロジェクション映像を映し出した、マイノリティレポート風の演出(詳細記事)。

ドバイに建設が予定されている世界最大の噴水は、6600個のライトと50台のプロジェクターによて演出される(詳細)。

乙女風
 自分自身を表現するときの補助的手段として、プロジェクターを使っているもの。プロジェクターは自分を美しく見せるための服飾品であり、ベクトルは自分自身に向いている乙女(女性)風な使い方。

生西康典、掛川康典らが演出する舞台公演「星の行方」、ダンスは寺本綾乃さん。

さらなる進化
 ちょっと前にプロジェクター付きのiPodがそのうち実現するんじゃないかというお話しをしましたが、中国のCKingという会社が似たようなコンセプトの商品プロトタイプを出していました。


 詳しいスペックはこちらのニュース記事に書かれています。プロジェクターが可搬できる形状になると、今後の演劇、アートあるいは建築や都市空間のシーンで、どんな新しい表現が生まれるのでしょうか。モバイルプロジェクターの旦那風な使い方は?乙女風は?と考えるだけで、なんだかワクワクしてしまいます。