- 11月にコロラドで開催されたアスペン国際デザイン会議には、企業や慈善団体、NPOの幹部らとともに、デザイン思考の提唱者も一堂に会した。会議はデザイン思考を社会問題の解 決に活用する方法を探ることを目的とし、4日間の日程で開催。米ウインターハウス研究所と米デザイン業界団体AIGAが主催し、米ロックフェ ラー財団が協賛した。
- 筆者がこの会議で得たものは多いが、一番の収穫とも思えるのは、デザイン思考の導入に定型的なアプローチはないと分かった点だ。デザイン思考は無秩序で混沌としたプロセスを経るため、知力や洞察力とともに、グループダイナミクス(集団の力学)に依存するところが大きい。
医療保障制度や貧困問題などの社会問題を題材としたワークショップに参加した、Helen Walters (BusinessWeek誌、イノベーション・デザイン担当エディター)氏による熱っぽいコラム。詳細はこちらから。