2011年4月18日月曜日

どもり障害を逆手に世界的アーティストになったスキャットマン

スキャットマン・ジョン、本名:ジョン・ポール・ラーキン (John Paul Larkin)。


吃音(きつおん、どもり)が原因で没落した人生を送っていた彼は、自身の障害を逆手にとった「テクノ・スキャット」と呼ばれる独自の話法を編み出し、それが大ヒット。全米吃音者団体NSP(National Stuttering Project)への貢献多数、売り上げの一部は吃音者の支援団体に回された。



その思想は、次の歌詞に埋め込まれている。
  • Everybody stutters one way or the other,so check out my message to you. As a matter of  fact don't let nothing hold you back.If the scatman can do it, so can you.
  • いずれにしろみんな吃るんだ。僕のメッセージをよく聞いてくれよ。実際どんなことがあってもあきらめたりしちゃいけない。スキャットマンが出来るなら君にだって出来るさ。
1999年没、全世界で600万枚も売り上げたスーパースターの真の姿は、今でもあまり知られていない。日本ではプッチンプリンのCMといわれて思い出す人も多いだろうか。個人的には、売れないジャズシンガーだった頃のアルバムもけっこう好きだけど。
来日時の貴重なインタビューはこちらから。