2010年8月5日木曜日

ソフトバンク、夏休みにiPhoneによる聴覚障害者向けサービスを無償提供

システムイメージ図

 ソフトバンクモバイルは、聴覚障害者の学習・受講などをサポートする「モバイル型遠隔情報保障システム」について、夏休み期間中、イベント参加のサポートを目的として、保護者やイベント主催者に無償で提供する。夏休み中の子供が利用することを想定したもので、募集期間は8月3日~9月30日。

 モバイル型遠隔情報保障システムは、聴覚障害を持つユーザーが講義などを受ける際、携帯電話(iPhone)上に話者の要約筆記が表示されるというもの。話者の発言内容は、遠隔地の通訳者が要約筆記を行い、字幕化してiPhoneに送信する。携帯電話を活用することで、通訳者が現場にいなくても要約筆記を行えるのが特徴となっている。

 夏休み中の無償提供では、iPhoneなど必要な機器とシステム利用料、利用のサポートが無償で提供される。イベントなどへの参加料はユーザーが負担する。

 無償提供の対象は、保護者またはイベント主催者で、実際の利用は小学3年生~高校生までが想定されている。応募にあたっては、イベントの概要や利用するユーザーの人数などを連絡する。なお、イベント内容や電波状況、地域によってはサービスが受けられない場合がある。

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(impress)