これは、面白い。
感覚を代行すること(sensory-substitution)というのは、デザイン思考の原点にあるような気がする。これは、強烈なわさびの臭いを発散させることで、火災を知らせるという聴覚障害者向けの警報設備。
住宅用の火災警報機が設置義務化されて以来、普及率はうなぎ上りなのだけれど、残念ながら聴覚障害者世帯での設置率はわずか1%なのだとか。それもそのはず、音でしか警報音を出さない火災警報機は、聴覚障害者には役に立たない場合が多いからだ。(詳しくはこちら)
(参考)
総務省消防庁
住宅用火災警報器の音以外の警報に 係る調査・研究報告書(平成18年度)