2010年7月13日火曜日

選挙のばか

選挙に行こうとしたら、自転車がパンクしたのでやめました。
自転車屋いわく、この季節は画鋲によるパンクが多いのだとか。
犬の散歩をされる諸君も、気をつけた方が良い。
そう、あのいまいましいポスターである。

いまどき、あんなものをピラピラと画鋲でベニヤ板に貼り付けているのも、いかがなもんか。
しかも、あの何ともいえないグラフィックデザイン。
中学生に、「鼻毛を書きたくなる衝動」を抑えさせるための訓練としか思えない。
まだ、ソ連のポスターの方がセンスがあると思う。

金がばらまかれる。
騒音がばらまかれる。
だっさいポスターがばらまかれる。
画鋲がばらまかれる。
全体的に、イケてないムード満点である。
結局のところ、なにをしてもろくなことがないように出来ている。

「選挙には行きません、だって一票減ったところで何も変わらないんだもん」
「だから最近の人はだめなんだ、もっと政治の意識を持ちなさい」

「選挙に行きましたが、白紙票を入れました」
「そんなことをして何になるんだ、民主主義の意義を理解しなさい」

「民主党の人に入れました」
「いまさら民主党?ばかじゃないの?」

「自民党の人に入れました」
「いまさら自民党?ばかじゃないの?」

「共産党の人に入れました」
「いまさら共産党?ばかじゃないの?」

「無所属の人に入れました」
「いまさら無所属に何ができるの?ばかじゃないの?」

電車の中で聞いた主婦の会話に似ている。

「なんで子供を産まないの」
「なんで二人目を産まないの」
「なんで三人も産むの」

シーソーに乗って喜ぶ子供を見るのに似ている。

(右に)「キーバタン」「きゃっきゃっ」
(左に)「キーバタン」「きゃっきゃっ」
(右に)「キーバタン」「きゃっきゃっ」

この仕組み、もうちょっと何とかならないんだろうか。
あと、僕の自転車のパンクを、直してください。