選挙に行こうとしたら、自転車がパンクしたのでやめました。
自転車屋いわく、この季節は画鋲によるパンクが多いのだとか。
犬の散歩をされる諸君も、気をつけた方が良い。
そう、あのいまいましいポスターである。
いまどき、あんなものをピラピラと画鋲でベニヤ板に貼り付けているのも、いかがなもんか。
しかも、あの何ともいえないグラフィックデザイン。
中学生に、「鼻毛を書きたくなる衝動」を抑えさせるための訓練としか思えない。
まだ、ソ連のポスターの方がセンスがあると思う。
金がばらまかれる。
騒音がばらまかれる。
だっさいポスターがばらまかれる。
画鋲がばらまかれる。
全体的に、イケてないムード満点である。
結局のところ、なにをしてもろくなことがないように出来ている。
「選挙には行きません、だって一票減ったところで何も変わらないんだもん」
「だから最近の人はだめなんだ、もっと政治の意識を持ちなさい」
「選挙に行きましたが、白紙票を入れました」
「そんなことをして何になるんだ、民主主義の意義を理解しなさい」
「民主党の人に入れました」
「いまさら民主党?ばかじゃないの?」
「自民党の人に入れました」
「いまさら自民党?ばかじゃないの?」
「共産党の人に入れました」
「いまさら共産党?ばかじゃないの?」
「無所属の人に入れました」
「いまさら無所属に何ができるの?ばかじゃないの?」
電車の中で聞いた主婦の会話に似ている。
「なんで子供を産まないの」
「なんで二人目を産まないの」
「なんで三人も産むの」
シーソーに乗って喜ぶ子供を見るのに似ている。
(右に)「キーバタン」「きゃっきゃっ」
(左に)「キーバタン」「きゃっきゃっ」
(右に)「キーバタン」「きゃっきゃっ」
この仕組み、もうちょっと何とかならないんだろうか。
あと、僕の自転車のパンクを、直してください。