時間とは、不思議な概念ですね。
- 今年の元日は、一秒だけ長かったのだとか。そういわれてみれば、ちょっとのんびりできたような。そんなわけはない?では、どんなわけなのだろうか。
- 時間というのはフランスの国際度量衡局(BIPM)のデータを元に国家単位で厳重に管理されていて、日本ではNICTという機関にある原子時計がその時刻を決めている。NICTのページへ行けば、日本で一番正確なWeb時計をみることができる。
- 時間というのは、どこまでも細かく出来るわけではなく、素粒子の大きさを光が通り抜ける時間が最小の物理単位のようだ。この世は、壮大なデジタル時計で動いているのだろうか?
- 時間に正確、というのは日本人の特徴を現しているようだけれど、どうも何時何分何秒という時間の切り方には、要素還元的あるいは統一的な響きがあるように思う。
- 事実、江戸時代の時計はお天道様の出ている時間を等分してつくっていたから、季節によって昼と夜で進行スピードが変化していたらしい(不定時法)。自然と対話し、人間の生活リズムに基づいた何と身体性豊かな時間の概念なのだろうか。