2010年11月24日水曜日

デザイナーは手配師か?

  • デザイナーというと格好いいが、興奮が冷め何年か過ぎると、単なる「手配師」にすぎなかったのではないかという空しさにおそわれる。(田中一光)
手配師、といっているのは、例えば無印良品のディレクションのことだと思う。ネーミングとキャッチコピーは日暮真三、パッケージは麹谷宏、コンセプトは小池一子、インテリアは杉本貴志という背水の陣で挑んだプロジェクトは大成功をおさめたわけだけれども。
一方でこの「空しさ」は、現在のデザイナーが直面している状況を見事に予見したものだといえないだろうか。今や「デザイナー」と「ビジネスコンサルタント」「企画屋」「プロデューサー」あるいは「人材紹介業」というのが、ほとんど同じ意味になっている場合もある。

さて。
デザイナーって、何だろうか?