2009年4月2日木曜日

情報検索を考える

情報検索というと、当然ながら人間がトリガーとなって物事を調べますね。しかし現代人の思考は、検索結果にあまりに隔たりがちだと言われています。コピペ文化、祭り、炎上などがその良い例ですね。本来考えるべき内容を全てクラウド側に預けてしまう現象を、「思考の外在化」と呼んでいます。

私は、情報検索のトリガーはクラウド側にあって良いと思います。クラウドは、今よりもっと生活に密着した情報を取り扱い、そして必要な情報だけを我々に伝えてくれればよい。そして、これが一番大切なのですが、その情報を受信して、「どのように感じるか」「どう思考するか」というのは、人間側にあって欲しいのです。

  • トリガーが人間で、思考がクラウド
というのが現状のテキスト検索エンジンだとしたら、
  • トリガーがクラウドで、思考が人間
という事を実現してくれる情報探索の技術が出てきてくれたら良いのになぁと思います。ユビキタスとか、ライフログとかの世界観は、後者を引っ張るためのインフラにすることはできないでしょうか。