サービス業の特徴として、「最終的には従業員のその場の判断に頼らざるを得ない」ということが言える。
例えばお客さんに「おしぼりをもう一つください」というイレギュラーな運用を頼まれたら、従業員はそれを断る権利も、実行する権利もある。そしてその従業員の行為が、会社の顔としてお客さんに刻み込まれるのだ。
会社側は、従業員の行い一つ一つを拾い上げて、より改善する方向へ持っていくための仕組みづくりと、正しい行いに対する一種の「許容度」のようなものを持つ組織文化をつくっていかなくてはならない。
まとめ
話しが長くなってしまったけれど、UD(ユニバーサルデザイン)において大切な要素は、
- FUNCTION(機能)
- EDUCATION(教育)
- OPERATION(運用)
よく見ると1,2,3は、いずれも「ON」が付いているではないか。ここは一つ、「ユニバーサルデザインの3つのON」として、ぜひ商品企画に携わる人たちに覚えてもらいたい。
(おしまい)