芸祭のときに、こんな展示をした。スイッチのあるべきところにマッチが刺さっていて、電球はキャンドルで出来ている。作品名は「見立て(metaphor)」。
このブログを注意深く見ている人はご存知だと思うけど、電球型のキャンドルという発想自体はデザインの標準化のところで題材として登場しているから、この部分の発想はパクリということにになる。
コンセプチャルデザインに独創性はあるか
コンセプチャルデザインの定義については後でじっくり考えたいのだけど、簡単に言うと「○○のような××をした△△」といったように、一文で表される明快なコンセプトに基づいて制作されたプロダクトを指す。もちろん、「電球のカタチを模したキャンドル」は、立派なコンセプチャルデザインだ。
コンセプチャルデザインの特徴として、「○○のような××をした△△」の中の要素である「○○」「××」「△△」が、何らかの韻を踏んでいることがあげられる。だからコンセプチャルデザインというのは、どこか俳句を詠んだり、詩を朗読しているかのような錯覚に陥ることがある。
(つづく)