2011年2月12日土曜日

冬の駅、流れる場違いホーホケキョ 障害者誘導役立たず

めじろ5.jpg

朝日コムの記事によると、駅などで視覚障害者を誘導する「ホーホケキョ(ウグイスの鳴き声)」について「わかりにくい」「季節外れだ」「認知度が低い」などの意見が上がっているらしい。こういうことがちゃんと問題として取り上げられて、認知度が上がったり、担当者が問題意識を持つことは素晴らしい。なんだか日本的な温和なニュースだなぁと思ってしまいました。

それもそのはず、「ホーホケキョ」というのはほとんどの外国語に訳すことが出来ない。ホーホケキョは擬音語で、そこには日本人独特の感受性が介入しているためだ。雪が「しんしん」というような擬態語が翻訳できない事に近いのかもしれない。試しに辞書をひいてみたら、

ホーホケキョとなりの山田くん
【映画】
    My Neighbors the Yamadas〔日1999《監督》高畑勲〕


ほらやっぱり、ホーホケキョは訳されていない。
なんだか、言語的にもガラパゴスな日本ならではの「一句」のようなニュースでした。