2010年4月20日火曜日

デザイナーのファッションセンスについて。みんな全裸になーれ!

デザイナーは決してオシャレではない、ということを書いた。
デザインの分野によって、着ている服のセンスも違う、という事も書いた。
なおこれらは一般的な話しであって、個別のデザイナーがどうのこうのという話しではない。

みんな全裸だったらいいのに
ファッションは、その人の人となりを表出させる残酷なメディアである。これはデザイナーにとって悲劇になりうる。もっと簡単に言えば、

  • ファッションがダサい人は、クリエイティブではない。
と思われがちだ、ということである。ファッションがダサイから、という理由で。あるいはまた、ファッションに力を入れすぎているから、という理由で。デザイナーの成果を正当に評価できなかったり、商機を失う場合もある。まさに、ファッションの悲劇である。

そんな場面をみていると時々、「みんな全裸だったらいいのに」と思うことがある。もちろんこれは、比喩的な意味で受け取ってもらえれば良い。見かけに表象される記号に囚われることなく、その人の肉体=デザイン行為だけを見とることができるようになりたい。つまり、「精神的に全裸」になりたいものだ。